子供を失った家族の日記

子供を病気や事故で失った家族の日記

7月9日(火)グリーフケア(まだまだショック期)

大切な人との死別や離別で受ける悲しみと立ち直りのプロセスを「グリーフワーク」といいます。

グリーフワークは、主に以下の4つの段階で構成されます。

1.ショック期 廻りの人は子供を失う事への理解が少ないというのが実感です。
2.喪失期
3.閉じこもり期
4.癒し・再生期

注意したいのが、この4つのプロセスが必ずしも順序立てて進むわけではない、ということです。各プロセスを行き来したり、回復と後退を繰り返しながら進行することもあります。
また、回復に至るまでの期間も人それぞれです。故人との関係性、死の状況、その他の要因により個人差がある点を理解しておきましょう。

1.ショック期(受け入れられない時期は長いです)

大切な人を亡くした直後、多くの人が経験するのがショック期です。

この期間は、突然の死を受け入れられず、茫然自失となったり、感覚が麻痺するような状態になることがあります。

現実を受け止められず、パニック状態に陥る人も少なくありません。

2.喪失期

故人の死を現実として受け入れ始めるものの、心の整理が追いつかず、さまざまな感情が渦巻くのがこの時期の特徴です。

号泣や怒り、敵意、自責感といった感情が波のように押し寄せ、心身に大きな負担がかかります。

なかには、故人がまだ生きているかのように感じ、そのように振る舞う人もいます。

これは、死や別れを完全には受け入れられない心の防衛反応と考えられます。この段階で大切なのは、悲しみを抑え込まず、感情をしっかりと表現することです。

3.閉じこもり期

閉じこもり期は、故人の死をある程度受け止めはしたものの、自身の価値観や生活の意味を見失い、うつ状態や無気力に陥る時期です。

罪悪感や自責感など、複雑な感情が生まれてくる時期でもあります。

4.癒し・再生期

癒し・再生期は、大切な人との死別や離別を乗り越え、自己の再生や新たな社会関係を築いていく時期です。

一見すると悲しんでいないように見えるため、周囲からは「もう元気になった」と誤解されることがあります。しかし、これも悲嘆のプロセスの一環であり、正常な反応です。

グリーフワークの全体を通じた期間は、一般的に配偶者の死別では1年から2年、子供の死別の場合は2年から5年とされています。

ただし、完全に回復するまでの期間は個人差があります。故人の年齢や別れ方、関係性によっても異なるため、その点を考慮することが重要です。