子供を失った家族の日記

子供を病気や事故で失った家族の日記

5月9日(金)子供は何歳でも子供

5月9日(金)

こどもの日は夫婦2人で過ごした。

毎日何も起きないで欲しいと願う。

誰も死なないで欲しい、誰も病気にならないでと祈る。

息子は34歳で人生を閉じてしまい、残された親は空虚な時間が過ぎていく。

子供は何歳でも子供であり、それは老々介護の時代の現代でも基本は同じ。

ただ、悲惨な事件が増えているのも事実であり、家族の形は変わっていく時期が来る。

日本は先進国から、落ちていき生活に貧窮する時代になってきている。

息子も孫も、これから楽しい未来だけが待っているのかというとそうではない。

家族のこれ以上の不幸は来ないで、平凡でも幸せに生きていきたいが、

元には戻らない。

いつまでも空虚であるのであろう。

残りの人生はおまけではなく、少しでも家族の平和の為に生きていきたい。